特にオフィスホワイトニング中にしみる方がいますが、それは知覚過敏によるものです。一過性の症状ですから、薬剤の使用を一時中止することで自然と治まります。
当院では、できるだけ施術の時間を短くすることで刺激を抑え、しみることのないよう配慮しています。
また知覚過敏用の歯磨き粉やうがい液を使うと改善することがあるなど、患者さんに有効な情報をお伝えしています。

オフィスホワイトニングの所要時間に差があるのは、歯科医院によって導入機器が異なるためです。
当院では、照射時間が1回あたり7分×3回と短時間で済む最新鋭のホワイトニング機器を導入しています。

むし歯や歯周病などがある場合は、基本的にそちらの治療を優先して行います。
より安全で確かな効果を得るために、まずはお口の中を健康な状態にしてからホワイトニングを行う必要があるためです。
ホワイトニングをご希望の方のむし歯治療では、基本的に詰め物は銀歯ではなく白いセラミックをおすすめしています。

ホワイトニングをする前には、スタッフが丁寧にカウンセリングを行います。
患者さんのご希望を伺いつつ、シェードと呼ばれる16段階ある白さの色見本を歯にあてて現在の歯の色見を確認し、不自然にならない色合いを目指します。
時間をかけて白くしていくホームホワイトニングでは、一般的に現在の色から1～4段階くらい白くすることができます。
ただし、治療完了までにかかる時間や白くなる程度は個人差がありますので、ご了承ください。

薬剤が効き、ホワイトニングで白くできるのは、もとから生えている天然歯だけです。
白い詰め物や被せ物は白くならないため、ホワイトニングをした後に天然歯と白さに違いが出てくることもあります。
そのようなことが心配される場合は、歯科医師が事前にご説明いたしますのでご安心ください。

ホワイトニングの効果は時間とともに薄れ、元の色に戻っていきます。これを「後戻り」といいます。
早く白くなるオフィスホワイトニングは後戻りしやすく、時間をかけて白くなるホームホワイトニングは後戻りがしにくい特徴がありますが、いずれも毎日のブラッシングをはじめホームケアをしっかり行うことで、白さを維持できる期間を延ばすこともできます。